サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪

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今月のインプラント関連の最新論文

2009.11.20-Fri

【 佐藤琢也 記 】


デンタルインプラントセンター大阪では毎月、
インプラントと歯周病に関連する最新英論文を翻訳する勉強会が開催されております。


今月はインプラントを学ぶ歯科医師の先生向けに下記の論文を紹介させていただきます。


Author(s): Irena Sailer, Alexander Philipp, Anja Zembic, Bjarni E. Pjetursson, etc…
Title: A systematic review of the performance of ceramic and metal implant abutments supporting fixed implant reconstructions .
Source: Clin.Oral Impl.Res.20 Issue s4 2009, 4-31
Key Words: Ceramic Abutment, Metal Abutment, Systematic Review, Complication.


PURPOSE
セラミックアバットメントとメタルアバットメントをシステマティックレビューにて評価する(研究1)。また両者の機械的強度を過去の実験室での研究結果より整理する(研究2)。


MATERIALS AND METHODS
少なくとも3年の経過期間をもつセラミックアバットメントとメタルアバットメントのRCT, Prospective,Retrospective Studyを集積し、ポアソン回帰モデルにより5年間のそれぞれの生存率、
ならびに合併症の事象率を推定した。


RESULTS
29の臨床研究と22の実験室での研究を7136の演題より抽出した。推定された5年経過データは以下のとおりである。
【研究1】
・生存率  Ceramic Abutment:99.1% , Metal Abutment:97.4%
→アバットメントの破折に関してはセラミックアバットメントに高い傾向(Andersson 2003)。
・合併症の頻度(technical)  Ceramic Abutment:6.9% , Metal Abutment:15.9% 有為差なし
 →アバットメントスクリューのゆるみがもっとも頻度の高い合併症であった(両者で5.1%の推測)。
・合併症の頻度(biological)  Ceramic Abutment:5.2% , Metal Abutment:7.7% 有為差なし
・合併症の頻度(Esthetic)  Ceramic Abutment:0% , Metal Abutment:6.6% 有為差なし
【研究2】
破壊をきたす荷重の平均
・Ceramic Abutment: 170N (Al2O3 Ab + Glass Ceramic Cr) - 737N ( Zir Ab + Glass Ceramic Cr)
・Metal Abutment:  82N (Titanium Ab + Glass Ceramic Cr) - 1570 N ( Titanium Ab + Metal Cr)