サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪

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今月のインプラント関連の最新論文

2010.02.19-Fri

【 佐藤琢也 記 】


デンタルインプラントセンター大阪では毎月、
インプラントと歯周病に関連する最新英論文を翻訳する勉強会が開催されております。


今月はインプラントを学ぶ歯科医師の先生向けに下記の論文を紹介させていただきます。


(Clin.Oral Impl.Res.20 Issue 11‐12 2009)

抜歯後即時インプラント埋入における一回法と二回法の臨床結果 p 1307-1313
抜歯後即時埋入を一回法(non-Submerged)と二回法(Submerged)で行った場合の,30名の被験者による前向きRCT研究.
角化歯肉幅についてのみ有為差が認められ,一回法インプラントが臨床的に望ましいと考えられるが,いずれにせよ,即時埋入は1mmのリセッションにより審美的に不利となるオプション.


骨粗鬆症モデルを用いたチタンとHAインプラントの病理組織学的比較評価 p 1272-1277
人為的に骨粗鬆症を発症させたニュージーランドウサギ10匹による実験.健常群と骨粗鬆症群との間に,インプラント−骨接触率に有意な差を認めることは出来なかった.


カンチレバー固定性装置の前向きコホート研究 p 1278-1285
116本のITIインプラントによる59のカンチレバー固定性装置の前向きコホート研究.インプラント補綴の合併症の頻度と辺縁骨吸収量は,カンチレバーの位置と長さ,ブリッジの部位と対合歯の状態とに関連が認められなかった.


上顎前歯部における隣接したインプラントの間の歯間組織の寸法変化 p 1375-1385
プロビジョナルを装着する手順と乳頭の高さの喪失には有意な関係(即時プロビジョナルの手順:中央値は1mm,着脱式のテンポラリー:2mm)があり,それはまたインプラント間の水平的距離にも影響を受ける結果であった.
患者の満足度は,ほとんどのケースでPapilla Indexが2であるにもかかわらず,平均で87.5%も.


歯周病への感受性の違いによるインプラントの生存率,周囲骨の等の比較 p 1341-1350
194人の患者を歯周病に感受性が低い群(NSP:110人),慢性的成人性歯周炎群(CAP:68人),広汎性破壊性歯周炎群(GAP:16人)に分け,513本のインプラントを埋入.NSP群とCAP群では歯周組織のパラメーター,生存率に差は認められなかった.しかし,GAP群においては前者群に比べより病的であり,骨吸収,生存率において不利であった.また,表面性状においてSLAはTPSより予後がよいことが示唆された.

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