サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪

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産休育休のご挨拶

2016.01.24-Sun

【 勝田 麻愛 記 】


みなさんこんにちは、
歯科医師の勝田です。


私事ですが、今年4月に出産を控え、
産休育休をいただくことになりました。
2月の上旬まで時間を限定して出勤しております。


多くの担当患者さんにねぎらいと優しい言葉をかけていただき、
励みになりました。


今年中の復帰を目標としています。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。

今月のインプラント関連の最新論文

2016.01.16-Sat

【 佐藤琢也 記 】


デンタルインプラントセンター大阪では毎月、
インプラントと歯周病に関連する最新英論文を翻訳する勉強会が開催されております。


今月はインプラントを学ぶ歯科医師の先生向けに下記の論文を紹介させていただきます。


インプラント周囲炎における殺菌療法と抗菌薬療法の効果(ランダム化対照臨床試験)
Title :Adjunctive Systemic and Local Antimicrobial Therapy in the Surgical Treatment of Peri-implantitis: A Randomized Controlled Clinical Trial.
Author :Carcuac O, Derks J, Charalampakis G, Abrahamsson I, Wennström J, Berglundh T.                           
Journal:J Dent Res. 2016 Jan;95(1):50-7.


PURPOSE
インプラント周囲炎に対する抗菌薬投与と局所的な殺菌療法の効果を,前向きランダム化対照臨床試験により評価する.


MATERIALS AND METHODS
6mm以上のポケット,BoP(+) もしくは Suppuration(+),X線上のインプラント周囲の骨吸収3mm以上が認められる重度のインプラント周囲炎と診断された100名の患者(機械研磨インプラントは24%)を対照とし,下記の治療を行った.

■ 治療法:切除療法によるポケット除去術→オープンフラップ下にて,チタンコーティングされたキュレットと10㎜大のガーゼを用いてインプラントの感染部表層を清掃.必要に応じて骨形成.術後14日間は1日2回,2分間0.2%のCHX含嗽を患者に指示.
上記の補助的治療を行うにあたり患者を無作為に下記のグループに分配した.
・Group1:10日間の抗菌薬療法(アモキシリン内服)+外科術式中のガーゼにCHXを浸漬する殺菌療法
・Group2:抗菌薬療法のみ
・Group3:殺菌療法のみ
・Group4:無し
術後3,6,12カ月の経過観察時に細菌検査を行い,6,12カ月時にPPD,BoP,SoPを計測し,12カ月後にデンタルX線撮影.
12カ月時のPPD<5mm,BoP/SoP(-),Bone loss<0.5mmの達成を治療の成功と定義し,この結果に影響を与える因子をロジスティック解析にて検出した.


RESULTS
・患者全体の当該治療の成功率45%,機械研磨面インプラントでの成功率はインプラント単位で79.1%(患者単位66.7%),粗造面インプラントの成功率はインプラント単位で34.1%(患者単位32.5%).
・CHXによる殺菌療法には効果が認められなかった(OR,0.31;P=0.209).
・抗菌療法の効果は粗造面インプラントにのみ認められた(OR,38.69;P=0.005).
・DNAプローブによる細菌数は4つのグループ間では統計学的な有意差は認められず,各グループとも術後には有意に減少した.


CONCLUSION
切除療法によるインプラント周囲炎の治療は機械研磨面のインプラントにおいて,さらに有用であることが認められた.術中のCHXによる殺菌療法の効果は得られず,一方,抗菌療法は機械研磨面のインプラントにのみ効果を及ぼすことが示唆された.


POINT OF CRITICISM
各グループ間のN数が少ないため,有意差を得られにくかったことが考えられるが,インプラント周囲炎を100症例集積し,前向き調査したことは評価できる.あわせてインプラントブランド別のインプラント周囲炎の治療効果についても言及していたが,こちらはN数がそろわず,統計処理を行うことができなかったようである.


TOPIC OF CONCERN 
6,17