<<UCLAサティフィケートコース SessionⅠ 1日目 | トップ | UCLAサティフィケートコース Session1 3日目>>
UCLAサティフィケートコース Session1 2日目
2010.11.27-Sat
【 日野岡 舞 記 】
コース二日目には、豚の下顎を用いたインプラントの移植手術の実習が行われ、私、日野岡もアシスタントとして参加いたしました。
私はこの実習で初めて豚の下顎を見ることになりましたが、豚の下顎はヒトの下顎とは違って前歯と奥歯の間に歯のないスペースがたくさんあり、ヒトとは違う特徴にとても興味深々となりました。そして、中には奥歯が黒く、虫歯になりそうな豚もいて・・・。虫歯になるのは一緒なんでしょうか?・・・(笑)。
実習器具の準備中です。グロテスクですみません・・・。 (^_^;)
そんな豚の下顎たち、通常は冷凍された状態で実習会場に届けられますが、冷凍状態のままでは歯茎や粘膜がとても硬くて使用しにくく、かと言って生の状態、あるいは解凍したままで使用すると、生臭さが部屋に充満してしまうらしいのです。
いつもその取り扱い、とくに『解凍』のさじ加減が一番難しいそうなのですが、それを解消するために、当院非常勤歯科医師の寺島先生が、なんと!!
実習前夜にわざわざご自宅で十数個もある豚の下顎たちを迎え入れ、
さらに解凍の後にさらに臭い取りのための一つずつ丁寧にお湯で豚の下顎を洗ってくれたのでした
(これって「湯引き」!?)。
その結果、豚たちは最高の状態で仕上がり、受講生の先生方には生臭さを感じずに実習を行っていただきました!
しかも、寺島先生は豚が乾燥しないようにと、ファブリーズまで持参して下さって、すごい!!! 豚顎マイスターです・・・。
協力していただいた㈱モリタの芳村氏(左)と豚顎マイスター寺島先生(中左)。
当日のプログラムはDrサーシャによる講義から始まり、豚の下顎を使ったインプラント、英語を瞬時に琢也先生と西本先生が通訳して下さるため、私にとっても大変分かりやすく、とても勉強になる一日となりました。
インプラントを移植する際の術者とアシスタントの手際のよさを見て、私がアシストをする際に、今日の経験を役立てたいなぁーと思いました。
サーシャ先生のデモストレーションより実習がスタートです!!
豚顎マイスターに、その栄誉をたたえ豚顎実習をプレゼントです!☺
Track Back
Track Back URL
http://www.satohdental.com/mt/mt-tb.cgi/132